岐阜県八百津町の杉原千畝記念館で、杉原研究の第一人者として多くの著書を残し、2018年に81歳で亡くなった渡辺勝正さんにスポットをあてた特別展が開かれている。7月26日には渡辺さんの妻で、大正出版(東京)代表の千代子さん(82)による展示解説会が開かれた。
渡辺勝正さんの功績と特別展の内容
渡辺さんは杉原の妻・幸子さんとの出会いから、杉原の功績を正しく世の中に伝えようと、調査や研究、取材を行い、自らが代表を務めた大正出版から書籍を刊行。杉原千畝研究会の初代代表も務めた。
特別展では、渡辺さんの調査の成果や研究会の足跡、イスラエル、日本、リトアニアで発行された杉原の顕彰切手のエピソードなどを紹介するパネルのほか、研究会の会誌などを展示。ユダヤ避難民のリーダーへの取材音源も公開している。
解説会で妻・千代子さんが思い語る
解説会では千代子さんが展示内容を紹介し、約30人が聴き入った。研究会副代表の千代子さんは「杉原千畝は私たち日本人の誇り。後世に正しく功績が語り継がれることを期待している」と力を込め、「人道の丘や記念館を訪れ、ぜひ平和について考えていただきたい」と結んだ。
特別展の開催概要
特別展「渡辺勝正が見つめた杉原千畝の世界」は30日まで。入館料は高校生以上300円、月曜休館。同館受付で、渡辺さんらが著した大正出版の杉原書籍の販売も行っている。問い合わせは、同館(0574・43・2460)。



