宝塚市立病院、患者のX線画像14枚を医療機器会社従業員が持ち出し
宝塚市立病院、患者のX線画像14枚を従業員が持ち出し

宝塚市立病院(兵庫県)は17日、患者4人のX線画像計14枚が医療機器会社(東京都港区)の従業員に持ち出されたと発表した。従業員が手術室に持ち込んだ機器で撮影し、社内のグループチャットに投稿したという。個人を特定できる情報は含まれていなかった。

従業員が手術に立ち会い、画像を撮影

発表によると、会社は、英国創業で人工関節手術で使う製品などを販売する「スミス・アンド・ネフュー」の日本法人。従業員は昨年9~10月、同病院で患者4人の股関節手術に立ち会い、手術室のモニターに表示されたX線画像計14枚を撮影し、チャットに投稿した。うち1人分4枚は、年齢や性別、「宝塚市立病院の1例目になります」とのコメントが添えられていた。

撮影は執刀医が許可、患者の同意は得られず

撮影は、個人情報が入り込まないように配慮することを条件に、執刀医が許可していた。病院側は「(スミス社が)X線画像を活用することで、人工関節手術の更なる進歩が期待できると考えたため」と説明している。外部提供に関して、患者本人に明確な同意は得ていなかったという。

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発覚の経緯と今後の対応

X線画像の持ち出しは今年6月、報道機関からの指摘で発覚した。同病院は「情報管理が不十分だった。今後はX線画像の原則撮影禁止も視野に、より厳格に運用する」としている。同様の事案は、大阪公立大病院(大阪市)や埼玉協同病院(埼玉県川口市)などでも確認されている。

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