セクハラ問題で前市長が辞職した福岡県田川市長選は12日に投開票され、無所属新人で元学習塾代表の浦野仁氏(31)が、無所属の候補者4人による激戦を制し初当選を果たした。当日有権者数は3万5839人、投票率は58.08%(前回63.85%)だった。
セクハラ辞職に伴う出直し選挙
今回の市長選は、秘書だった女性職員へのセクハラを市の第三者調査委員会に認定された村上卓哉前市長(55)が5月末に辞職したことに伴うもの。浦野氏は、出直し選挙に臨んだ前職の村上氏、返り咲きを目指した元職の二場公人氏(69)、新人で元県議会副議長の佐々木允氏(45)との間で激戦を展開した。
浦野氏は大差での勝利に「想定以上の結果。市民の皆さんの期待に応えたい」と語った。村上氏は落選し、妻がおわびのコメントを出すなど、支持回復に至らなかった。
若さと刷新感で支持拡大
31歳の浦野氏は、学習塾経営の経験を活かした教育政策や、市政の透明性向上を訴え、若さと刷新感で幅広い層から支持を集めた。一方、村上氏はセクハラ問題の影響で支持が伸び悩み、二場氏や佐々木氏も既存勢力の枠を超えられなかった。
市長選の争点は、セクハラ問題への対応や市政の信頼回復が中心となった。浦野氏は「市民の声を聞く市政を実現する」と公約し、初当選を果たした。



