低金利の円が他国を潤す…「失われた30年」の経済学的理由
低金利の円が他国を潤す…「失われた30年」の経済学的理由

日銀の刷ったマネーがアイスランドを狂わせた――。FRB(連邦準備制度理事会)議長を務めたアラン・グリーンスパン氏が6月22日、100歳で亡くなった。5期18年半の間にアメリカは景気を拡大し、その手腕は「マエストロ」と称された。その功績を分析し、現在の日本の金融財政政策を考えてみたい。

グリーンスパン氏の功績とは

グリーンスパン元FRB議長を評価するなら、「ケインズ経済の顔をしながら、ボーダーレス経済を実践した初めての中央銀行トップ」だろう。

ケインズ経済は20世紀に世界を席巻した、政府の財政支出と中央銀行の金利操作で経済はコントロールできるとする経済理論。景気が過熱気味なら金利を上げて冷やし、悪ければ国債を発行して財政支出で有効需要をつくる。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

ここから先は有料会員限定です。登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ