KCJ GROUPは2026年9月1日、将来の仕事やキャリア、家庭生活について尋ねたアンケート調査の結果を発表した。調査は2026年5月10日から5月24日まで、キッザニア東京・甲子園・福岡で開催された16歳以上の学生向けイベント「学生限定デー」の来場者716人を対象に実施された。
家事の時給換算は中央値1600円、8割がパートナーと分担希望
「家事」に時給で報酬が支払われる場合の金額を尋ねたところ、回答額の中央値は1600円となった。自由回答では「見えにくい家事も含まれるため負担が大きい」「365日休みがない重労働」といった声が寄せられ、学生が家事の負担や労働対価を一定の基準で捉えている様子がうかがえる。
将来の家庭生活における家事分担については、「パートナーと分担する」が80.6%で最多。次いで「主に自分が担う」が8.7%、「主に相手に期待する」が2.7%となった。男女別でも「パートナーと分担する」が最多となり、誰か一人に任せるのではなく互いに協力して家庭生活を築きたいと考える学生が多い結果となった。
仕事選びで最も大切なことは「自分らしさの追求」が45.8%
将来仕事を選ぶ際に最も大切にしたいことを1つ選んでもらったところ、「自分らしさの追求:自分の性格や興味、好みを活かせるか」が45.8%で最多となった。次いで「ワークライフバランス」が23.2%、「安定と待遇」が13.1%となった。条件面や安定性だけでなく、自身の性格や興味を活かせる環境を重視してキャリアを選択したいと考える学生が多いことが示された。
将来の理想のキャリアを叶えられる可能性について、「目指すキャリアがある学生」と「まだ決まっておらず検討中の学生」で回答を比較した。「目指すキャリアがある」と回答した学生では、「必ず叶う」が32.2%、「高い」が39.4%となり、合わせて71.6%が肯定的な見通しを示した。具体的に目標を描けている学生ほど、実現に対して明るい見通しを持っている様子がうかがえる。
「令和版の共働き観」とキャリアプランニング能力の重要性
KCJ GROUP担当者は、将来はパートナーとフラットに支え合う「令和版の共働き観」を描く学生の姿勢がうかがえるとコメントした。家事の時給換算の中央値1600円は、2023年に内閣府が推計した1574円とほぼ同額となった。また、全体の8割が家事をパートナーと分担したいと回答したことについて、近年「名もなき家事」が注目されたことの影響も考えられるという。
仕事選びでは、条件や知名度以上に「自分らしさ」という自分軸を重視する傾向が見られ、自ら目標を定めている学生ほど将来のキャリア実現に前向きな見通しを持っていた。先行きが不透明な時代において、周囲の基準にとらわれず、自身の生き方やキャリアを自らデザインしていく「キャリアプランニング能力」の重要性が高まっていると同社は考えている。



