英国のキア・スターマー首相が20日、正式に退任した。ロンドン中心部のダウニング街10番地にある首相府前で行われた退任スピーチで、スターマー氏は自らの政権運営を総括し、英国を「より強く、より公正な国」に変えたと強調した。
退任スピーチの内容
スターマー氏は記者団に対し、「英国が2年前よりも強く、そして公正な国になったと確信している」と述べた。さらに、「私は潔く、笑顔で、そして私たちが成し遂げてきたすべてのことに誇りを持って去る」と語り、胸を張って政権を離れる意向を示した。同氏はこの後、バッキンガム宮殿でチャールズ国王に辞表を提出する予定である。
後任首相の選出
次期首相には、労働党のアンディ・バーナム氏が選出されている。バーナム氏はこれまで保健相などを歴任し、党内での支持を集めてきた。新政権の発足は早ければ今週中にも行われる見通しで、英国の政治情勢に新たな局面をもたらすとみられる。
スターマー政権の成果と課題
スターマー氏は2024年の総選挙で保守党を破り、労働党を14年ぶりに政権に復帰させた。在任中は経済再建や公共サービスの強化に取り組み、特に国民保健サービス(NHS)の改革を推進した。一方で、移民問題やインフレ率の高止まりなど、未解決の課題も残している。
今回の退任は、スターマー氏の任期満了に伴うもので、後任のバーナム氏は新政権でこれらの課題に取り組むことになる。英国政治の今後の動向に注目が集まっている。



