佐賀駐屯地開設1年、オスプレイ17機が南西諸島防衛の要に
佐賀駐屯地開設1年、オスプレイ17機が南西諸島防衛の要

陸上自衛隊の輸送機オスプレイの運用を主任務とする佐賀駐屯地(佐賀市川副町)が、開設から9日で1年を迎えた。配備されたオスプレイ17機は南西諸島防衛の要として、九州全域で訓練を繰り返している。この間、事故など目立った問題は発生しておらず、駐屯地は関係部隊との訓練をより強化する方針を示している。地元自治体からは災害時のオスプレイの役割に期待する声も上がっている。

佐賀駐屯地の概要とオスプレイの役割

佐賀駐屯地は県営佐賀空港に隣接する約33ヘクタールの敷地に整備され、約420人の隊員が勤務する。空港と滑走路を共用し、オスプレイによる隊員や物資の輸送を任務としている。オスプレイは駐屯地開設直後に木更津駐屯地(千葉県木更津市)から移され、搭乗員24人で最高速度は時速約500キロに達する。有事の際には、離島奪還を担う相浦駐屯地(長崎県佐世保市)の水陸機動団との一体運用が想定されている。

訓練実績と地域連携

佐賀駐屯地によると、輸送や離着陸の訓練は九州を中心に行われ、自衛隊施設に加え、上五島空港(長崎県新上五島町)などの民間施設も使用されている。6月には日米共同訓練に参加し、沖縄・宮古空港で災害時の患者搬送を実施した。読売新聞の集計では、訓練場所は20か所以上に及んでいる。九州には水陸機動団など南西防衛に対応する部隊が集中しており、陸自関係者は「オスプレイと各部隊の訓練時の移動時間が短縮され、隊員の負担軽減が図れている。自治体との調整もしやすくなった」と述べ、練度向上につながっていると評価している。

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