小田急大和駅長が語る相鉄との交差点、改札内に改札の日常
小田急大和駅長が語る相鉄との交差点

小田急電鉄と相模鉄道が交差する大和駅では、改札内にさらに改札が存在し、両社の駅員が互いの路線知識を必要とする独自の運用が行われている。小田急電鉄の太田隆之大和駅長は、ラッシュ時の混雑状況や相鉄線経由の新幹線利用需要について語った。

改札内に改札、なぜ設置されたのか

大和駅の小田急のホームは高架上の島式2面4線。かつては盛土構造の2面2線で、地上を走る相鉄をまたいでいたが、現在の姿になったのは1994年だ。一方、1993年に地下化された相鉄のホームは島式1面2線。1階の連絡通路には乗換改札機がずらりと並ぶ。

以前は中間改札が存在しなかったが、JRや東急との直通運転を控え、経路を明確にする目的で2018年3月に設置された。駅の出入り口は、南口が小田急の改札、北口が相鉄の改札だが、利用客はどちら側からでも出入りできる。

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ラッシュ時はスクランブル交差点のよう

小田急藤沢管区の太田隆之大和駅長は「沿線には学校も多く、朝の通勤通学の時間帯はもう、新宿方面に行く方、横浜方面に行く方、藤沢方面に行く方などで渋谷のスクランブル交差点のようになります。最近は相鉄線経由で新横浜へ行き新幹線に乗るという需要もあるようです」と話す。

太田駅長は川崎市の出身で、「小さい頃はロマンスカーが多摩川の鉄橋を渡るのをよく親と見に行っていた」という。1992年の入社で大和駅には2日間の駅員の仕事体験で来た思い出がある。「そのときにほかの駅で人身事故が起きたのですが、副駅長ほか先輩たちが一生懸命に対処していたのをみて、駅の仕事の大変さがわかった」と振り返る。

相鉄の駅長も語る大和駅の特徴

相模鉄道の松永純実大和駅長も取材に応じ、両社の駅員が互いの路線知識を必要とする点を指摘。中間改札の存在により、乗り換え客の案内やトラブル対応には小田急線と相鉄線の両方の知識が求められるという。

太田駅長は江ノ島線に長く携わり、信号扱い者や藤沢管区の副駅長として経験を積んだ。副駅長時代には片瀬江ノ島駅の改良や、東京五輪で江の島がセーリング会場となった際の外部調整などに現場サイドで関わった。

大和駅は小田急と相鉄の交差点として、今後も両社の連携が重要な駅であり続ける。

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