福岡・粕屋町長選で県内初の電子投票、模擬投票所を設置し操作体験を呼びかけ
粕屋町長選で県内初の電子投票、模擬投票所を設置

福岡県粕屋町選挙管理委員会は、県内で初めて電子投票で実施する町長選(25日告示、30日投開票)を前に、投票に使うタブレット端末を置いた模擬投票所を町役場1階総合案内横に設け、投票の手順などを周知している。開設は21日まで。端末を実際に操作して手順を確認することができ、町選管は体験を呼びかけている。

電子投票の流れと仕組み

町選管によると、町長選では6か所の投票所に5、6台ずつ計32台の端末を配置。投票はタッチパネルで行い、画面で〈1〉「投票を開始」を押す〈2〉候補者を選択する〈3〉選んだ候補者名を確認し、「投票する」を押す〈4〉投票が終了し、画面に「そのままご退出ください」と表示される――の4段階で完了する。

投票したい候補者がいない場合は、〈2〉の段階で画面に「選択せず投票」が表示されるので、これを押して次へ進む。白票を投じるのと同じ結果になる。

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投票データは、USBメモリーと、バックアップ用としてSDカードに保存される。30日の投票時間終了後、開票所の町保健センターで、専用のパソコンに差し込んで読み取る。

開票時間の短縮とコスト効果

手書きの不在者投票用紙と同時進行で集計するが、町選管は、全て手書きだった従来の選挙に比べ、開票時間は半分程度の約1時間、従事する職員数も4分の1程度の十数人で済むと見込んでいる。

町は電子投票の対象を町長選、町議選と決め、3月に関連条例を整備。事業費は端末の契約などで従来より高額の約1000万円になるが、国から特別交付税が措置されるため、従事する職員数を減らした分の人件費圧縮効果があるという。

模擬投票所の反応とトラブル対策

模擬投票所では、大型モニターと記載台の掲示で電子投票の流れを説明。町選管によると、体験した町民からは「(操作が)簡単だ」などの意見が寄せられているという。

町選管は機器の動作不良などトラブルに備え、投票用と集計用の端末はそれぞれ予備を用意。町職員の研修を随時行って習熟を図っており、選挙期間中はシステムを提供する京セラ社員の派遣も受ける。

開票作業には全国約30の自治体から職員が視察に訪れる。豊福健司・町選管書記長(町総務課長)は「トラブルのないよう態勢に万全を期したい」としている。

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