JR西日本が2026年3月のダイヤ改正で、北陸新幹線の全列車を福井駅に停車させる方針を固めたことが14日、関係者への取材で分かった。現在は「かがやき」の一部が通過しているが、全列車停車により東京-福井間の所要時間が最大で約10分短縮される見通しだ。
「かがやき」も停車へ、利便性向上
北陸新幹線は現在、「かがやき」「はくたか」「つるぎ」の3種類が運行されており、福井駅には「はくたか」と「つるぎ」が停車する一方、最速達タイプの「かがやき」の一部は通過している。今回の改正で「かがやき」も含めた全列車が停車することになり、福井駅の利便性が大幅に向上する。
東京-福井間、最速2時間台に
現在、東京駅から福井駅までは「かがやき」で約2時間30分だが、停車駅が増えることで所要時間は若干延びる可能性もある。しかし、全列車停車により利用者の待ち時間が解消され、実質的な移動時間は短縮される。JR西日本は「福井県の観光やビジネス需要のさらなる拡大が見込める」としている。
2024年3月の延伸開業を経て
北陸新幹線は2024年3月16日に金沢駅から敦賀駅まで延伸開業し、福井駅も新たな停車駅となった。しかし、開業当初は「かがやき」の一部が通過するダイヤが組まれ、地元からは「福井駅に全列車を停車させてほしい」との要望が上がっていた。JR西日本は利用実績などを踏まえ、全列車停車の判断を下したとみられる。
地元経済への波及効果に期待
福井県や地元経済界は今回の決定を歓迎している。福井県の担当者は「全列車停車により、首都圏からの観光客増加やビジネスアクセスの向上が期待できる。地域活性化の起爆剤にしたい」と話している。また、福井駅周辺では商業施設の開発やホテル建設が進んでおり、さらなる投資が呼び込まれる可能性もある。
今後のスケジュール
JR西日本は今後、正式なダイヤ改正の内容を発表する予定で、2025年秋ごろに詳細が明らかになる見通し。全列車停車の実現により、北陸新幹線の利用者数はさらに増加すると予想される。



