総合展示室を全面刷新するため、昨年10月から休館している岐阜市歴史博物館(岐阜市大宮町)が、11月3日にリニューアルオープンする。岐阜の魅力を伝えるため、戦国時代に重点を置いた資料を展示するほか、様々な資料をデジタル化して公開するコーナーを導入する。
開館40年を機に全面改装
同博物館は1985年11月1日に開館。市や周辺の歴史・伝統工芸に関する展示に加え、美術品や文化財、地域文化を紹介する展覧会を開催し、市内外から延べ330万人を超える来館者が訪れた。展示設備の老朽化が進み近年は来館者が伸び悩む中、開館40年を契機に総合展示室を全面改装し、より魅力ある博物館を目指して昨年10月23日から休館していた。
戦国時代の展示とデジタル技術を活用
リニューアルでは「戦国時代の展示の強化」「デジタル技術を活用した展示コンテンツの導入」「周辺の文化・観光資源への周遊を促す拠点としての機能の強化」の3点に力を入れている。
戦国時代の展示では、「信長、岐阜から天下を目指す」をキーワードに、織田信長や戦国時代の岐阜に関わる博物館ならではの本物の資料を展示する。デジタル技術の活用では、デジタル化した資料のデータが長良川をイメージした清流の映像とともに流れる「マイ・トレジャー・ウォーク」と銘打ったコーナーを設置。城下町の変遷を解説するプロジェクションマッピング模型のほか、画面越しに自分が着物や装束を着た姿を確認できる「デジタル着付け」や火縄銃体験などのデジタルコンテンツも導入する。
無料エリアや前売り券販売も
文化・観光拠点機能の強化として、1階エントランスを無料エリアとして開放。市のジオラマ模型とナビゲーションシステムを設置し、博物館周辺の施設への関心を高める工夫を凝らす。同博物館のホームページでは11月2日まで前売り券を販売中で、分館の加藤栄三・東一記念美術館も見られる共通観覧券もオンラインで購入できる。柴橋正直市長は記者会見で「博物館を拠点として、周辺の豊かな文化資源、観光資源へもぜひ足を運んでいただきたい」と呼びかけていた。



