大東建託は2026年8月19日、「いい部屋ネット “移住者が選ぶ”街の住みここちランキング2026<全国版>」を発表した。本調査は2026年2月10日~3月22日、全国47都道府県に住む20歳以上で「現在の住まいが生まれ育った地元ではない」と回答した男女9万7,758人を対象にインターネットで実施。2022~2026年の回答を中心に、一部2021~2019年の回答を加えた計44万7,489人の回答を集計し、移住者が選ぶ住みここちランキングを作成した。
東川町が2年連続1位、原村と北谷町が続く
「“移住者が選ぶ”街の住みここちランキング2026<全国版>」では、北海道上川郡東川町が2年連続で1位となった。上川郡東川町は、別ランキングの「街の住みここちランキング2026<全国版>」でも3年連続で1位を獲得している。
2位は長野県諏訪郡原村、3位は沖縄県中頭郡北谷町で、いずれも2年連続のランクイン。トップ3はすべて各道県の郡部に属する村や町が占める結果となった。
トップ10のうち6自治体は、「街の住みここちランキング2026<全国版>」でもトップ10に入っている。一方、2位の長野県諏訪郡原村は全国版で26位、5位の熊本県上益城郡嘉島町は21位となっており、移住者からは総合ランキング以上に高い評価を得ている。
東川町は「親しみやすさ」「防災」で全国1位
1位の北海道上川郡東川町は、「親しみやすさ」「防災」の2因子で1位、「静かさ治安」で2位、「行政サービス」で3位となった。東川町は、全戸が豊かな地下水で生活する全国でも珍しい上水道のない町。人口の過半数を移住者が占め、移住体験施設なども整備している。景観条例や子育て・起業化支援に加え、「写真文化首都」として国際交流やイベントも充実。ひがしかわ株主制度を通じて東川町を体感した移住者も多く、独自のまちづくりが進められている。
居住者からは「自然が多い中、ライフラインはしっかりしている」「落ち着いてゆっくり暮らせる環境」「水が美味しい」といった声が寄せられた。
2位の原村は自然と移住支援を評価
2位の長野県諏訪郡原村は、「行政サービス」「静かさ治安」「物価家賃」の3因子で1位、「防災」で2位となった。東に八ヶ岳連峰、西に諏訪湖を望む自然豊かな村で、東京や名古屋へもアクセスしやすい立地を生かし、「長野県移住モデル地区」として行政と住民が一体となって移住支援を行っている。
移住体験住宅の入居者募集も行っており、豊かな自然と暮らしを体験できる環境を整えている。居住者からは「野菜がおいしい」「のんびりと過ごせる」「自然豊かなところ」「景色がきれい」といった声があった。
3位の北谷町は観光と暮らしの利便性を両立
3位の沖縄県中頭郡北谷町は、沖縄本島中部に位置し、大規模商業施設やホテルなどが多数ある人気の観光地。西海岸地域には「美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ」などがあり、国際色豊かな賑わいが特徴となっている。一方で、暮らしに必要な利便性も高く、観光と住まいが共存するエリアでもある。
居住者からは「賑わいがあり、海が近く、公園も多い」「何をするにも一通り困らない」「商業施設など充実している」「日常の買い物に困らない」といった声が寄せられた。
トップ50で大きく順位を上げた街も
「“移住者が選ぶ”街の住みここち(自治体)ランキング2026<全国版>」では、1位~50位までが発表された。トップ50のうち、昨年より20位以上順位を上げたのは、27位の沖縄県島尻郡南風原町(昨年53位)、42位の香川県綾歌郡宇多津町(昨年107位)、50位の神奈川県三浦郡葉山町(昨年98位)。
また、2位の長野県諏訪郡原村は全国版26位、20位の愛知県名古屋市東区は40位、22位の沖縄県中頭郡中城村は48位、42位の香川県綾歌郡宇多津町は63位、50位の神奈川県三浦郡葉山町は81位となっている。
このように、総合の「住みここち」ランキングよりも移住者から高く評価された自治体もみられた。なお、トップ10のうち5自治体は、「親しみやすさ」因子でも10位以内にランクイン。「親しみやすさ」因子は、地元出身ではない人がその街に溶け込みやすいかどうかに関係する因子で、移住者が評価する住みここちとの関連性がみられる。
また、1位~11位の自治体は、いずれも偏差値70を超えており、相対的に極めて高い評価となっている。



