筑後国府跡、国史跡指定30年を経て歴史公園整備本格化へ
筑後国府跡、歴史公園整備本格化へ

福岡県久留米市は、同市合川町を中心に広がる国指定史跡「筑後国府跡」の歴史公園化を本格化させる。1996年の史跡指定後も長らく活用されていなかったが、今年度に歴史公園として整備する事業が予算化され、30年を経てようやく動き始める。

筑後国府の歴史的意義

市文化財保護課によると、筑後国府は7世紀末頃から12世紀後半にかけて筑後国を治めた役所。政庁が存在した約500年間は律令国家の確立から盛衰まで、地方支配の実態を知る上で極めて重要な遺跡とされる。交通の大動脈だった筑後川左岸に位置し、後の久留米市発展の礎ともなった。

整備計画の概要

発掘調査を経て1996年の国史跡指定後、国、県の補助を受け、市が用地買収を進めた。現在は指定面積約4万4000平方メートルのうち約93%が市有地となっている。

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市の整備基本計画では、2026年度に測量や基本設計を行い、同年度から10年をかけて一帯を歴史公園として整備。政庁跡や、中央から派遣されて国を治めた「国司」の屋敷があった遺構の位置を礎石や植栽などで示す。このほか、休憩施設として奈良・平安時代をイメージした外観のあずま屋を複数設置し、中には解説パネルを置く。多目的広場も設け、祭りや体験学習などで活用するとしている。

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