別府市「たびスタ」導入3年、保護者の8割超が賛成 一方で成績懸念も
別府市「たびスタ」導入3年、保護者の8割超が賛成 一方で成績懸念も

大分県別府市が導入した、小中学生が家族旅行などで平日に学校を休んでも欠席扱いにならない「たびスタ」制度が、9月で3年を迎えた。保護者アンケートでは8割超が賛成する一方、学習成績への懸念も根強い。

「たびスタ」とは

「たびスタ」は「旅」と「スタディー(学習)」を組み合わせた造語で、市立小中学校の児童生徒を対象に、年5日を上限として取得できる。保護者が事前に学校へ申請し、認められれば、平日に休んでもインフルエンザ感染時などの出席停止と同じ扱いになる。

全国有数の温泉地で観光業が盛んな別府市では、土日祝日に働くことの多い宿泊・飲食サービス業の従事者の割合が高い。市は、子どもが家族との思い出をつくる機会を持てるよう、2023年9月にこの制度を導入した。

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アンケート結果と市教委の対策

市教委が今年1月に実施した保護者アンケートでは、回答した2586世帯のうち約半数の1275世帯が制度を利用して休暇を取得したと回答。利用者からは「親は平日が休みで、実態に合う制度で良い」「平日は旅行代が安く、混雑も避けられる」といった好意的な声が相次いだ。

制度の賛否を問う設問では、8割超の2114世帯が賛成した一方、「成績が落ちるのではないか」「経済的な理由で旅行に行けない」といった反対意見も寄せられた。

市教委は、学習用端末で映像授業を視聴できるサービスを導入するなど、休暇取得中の学習を補完する対策を立てている。

今後の展望

市教委の担当者は「今後も利用しやすい制度にするための施策を検討しながら、休みの取り方の一つとして定着させていきたい」と話している。

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