米中央情報局(CIA)元職員のマーク・ファウラー氏は長年、中東などで情報収集活動をしてきた。ファウラー氏は米国が外交関係を持たない国々での情報収集の難しさを語ると同時に、「日本もインテリジェンス(情報収集・分析)能力の強化が必要だ」と説く。
「ハードターゲット」と情報収集の難しさ
世界には北朝鮮のように、米国が外交関係を持たない国もある。ファウラー氏は、そうした国々を「ハードターゲット」と呼んでいたと説明する。米国に友好的ではなく、現地に米国大使館の機能もない場合もあるからだ。
ただ、情報協力者をリクルートする方法はいくつもあるという。情報を得たい対象の国に住む人々は国外に旅行するほか、世界各地に在外公館も持っている。接触できる人々がいるとして、ファウラー氏は「彼らに到達できる(We can get to them)」と語る。
「ウォーク・イン」と呼ばれる志願者
リクルートの方法について、ファウラー氏は「志願者」と呼ぶ人々がいるとし、情報機関がよく使う言葉として「ウォーク・イン」とも呼ぶと説明する。基本的には、こうした人々は米国や他の国の大使館に実際に歩いて入ってくるという。
そして、「警備担当者やCIAの人と話したい」と言い、「私は体制の人々が嫌いなので、CIAと協力したい」と言うのだという。また、インターネットを通じて連絡が来る「バーチャル・ウォーク・イン」もあるとしている。
インタビューは、ダブルスパイの可能性に関する質問などに続くが、この続きは有料記事となっている。