ドイツのエアコン普及率3%、教室内40℃、猛暑5000人死亡でも「我慢」する理由とフランス環境大臣の炎上
エアコン普及率3%のドイツ、猛暑5000人死亡でも「我慢」の理由

ドイツでは猛暑日が続き、エアコン普及率はわずか3%、学校の教室内が40℃に達する中、5000人以上の死者が出ている。しかし、ドイツ人の間では「暑さぐらい我慢すればいい」という意見が根強い。その背景には、暑さがごく最近になって問題になったことや、省エネルギー志向がある。

ドイツの「我慢」主義

ドイツ最大の労働組合IGメタルは、室内温度が26℃を超える場合、雇用主は温度低下に努めるべきとしているが、エアコン設置は勧めず、ブラインドを下ろす、夜間も換気扇を回す、就業前に窓を全開にするなどの対策を推奨している。さらに、プリンターやコピー機が室温を上げるため、部屋の外に出すか使用を控えるべきと記載する。在宅勤務を認める職場もあるが、家庭にもエアコンがないため効果は限定的だ。

フランス環境大臣の矛盾

隣国フランスでも同様の考えがみられる。環境大臣モニーク・バルビュ氏は「エアコンをいたるところに設置すればいいという人たちにゾッとします」と発言。続けて「エアコンで山火事は防げない。作物は枯れないのか、動物は死なないのか」と疑問を呈し、「人が暑さで倒れないためには気候変動対策が必要」と述べた。しかし、当時フランスでは猛暑で死者が複数出ており、この「そもそも論」は非難を浴びた。さらに、バルビュ氏を含む複数の政治家のオフィスにエアコンが設置されていたことが判明し、「政治家は特権階級で国民をバカにしている」と怒りが拡大した。

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