スペースXがナスダック上場、過去最大の資金調達
米実業家イーロン・マスク氏が率いる宇宙企業スペースX(SpaceX)が12日、米ナスダック市場に上場した。初値は新規株式公開(IPO)価格を上回る150ドル(約2万4000円)で、IPOを通じた調達額は過去最大の750億ドル(約12兆円)を超えた。
初日の取引で時価総額2兆ドル超に
上場初日は買い注文が殺到し、終値はIPO価格比で約19%高となった。時価総額は2兆ドルを超え、フェイスブックの親会社メタや小売大手ウォルマートを上回り、米国企業トップ10入りを果たした。これにより、最高経営責任者(CEO)を務めるマスク氏は世界初の「トリリオネア(1兆ドル長者)」となった。
マスクCEO「月や火星へ連れて行く」
マスク氏は米南部テキサス州にあるスペースX本社での上場記念式典で、「スペースXは皆さんを月や火星、そして最終的にはその先へ連れて行けるようにしたい。素晴らしいチームと共に、私たちは実現できると確信している」と述べ、今後の宇宙開発への意欲を示した。
スペースXの事業とマスク氏の役割
スペースXは2002年に設立され、ロケット開発に加え、人工知能(AI)や衛星通信網「スターリンク」などの事業を展開している。マスク氏はスペースXのほか、電気自動車(EV)大手テスラのCEOも務める一方、ドナルド・トランプ前政権で「政府効率化省(DOGE)」の責任者を務めた経歴を持つ。



