国連の中満泉事務次長が10日、長崎市役所で平和活動に取り組む高校生や大学生らと核軍縮などについて対話するイベントを開いた。平和祈念式典に合わせて来県している中満氏は、紛争地域での人道支援の経験や、安全保障理事会が機能不全に陥っている国連の現状などを説明した。
若者からの質問に回答
参加者からは「核兵器の抑止力についてどう考えているか」や「AI(人工知能)は安全保障にどのような影響を与えるか」などの質問が上がった。中満氏は「抑止に頼った安全保障は破滅に行き着くが、今のバランスを崩すのはリスクも大きい。核兵器の役割を少しずつ減らしていくことが重要だ」と述べた。
中満氏の思い
イベント終了後、報道陣の取材に応じた中満氏は「若者がより平和な未来の原動力になると感じることができ、勇気をもらった。考えを行動につなげ、未来をつくってほしい」と話した。



