ウクライナは戦時下で新たな民主主義育む、仏識者が指摘
ウクライナは戦時下で新たな民主主義育む、仏識者

ロシアによるウクライナへの全面侵攻から4年半が経過した。戦争は両国の社会をどのように変えたのか。両国の事情に詳しいパリ・ナンテール大学のアンナ・コリン・レベデフ准教授(政治学)は「ウクライナは戦時下で新しい民主主義を育んでいる」と語る。

プーチン氏の支持率が高い理由

ロシアでは最近ガソリンが不足し、ドローン(無人機)攻撃の被害も出ている。それでもプーチン氏の支持率が高いのはなぜか。レベデフ氏は、その支持率は「人々がプーチン氏をどれだけ信頼しているかを示す指標ではまったくありません」と指摘する。

第一の理由は、抑圧的で権威主義的な社会の問題だ。ロシア市民に電話で「大統領を支持しますか」と尋ねた場合、「いいえ」や「わかりません」という答えは、自分を安全にするとは考えないだろうという。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

第二に、プーチン氏は「自分に代わるものは混乱、より悪い状況だ」という考えを作ることに成功したと述べる。

社会の不安を示す別の指標

別の指標を見るべきだとし、ある調査ではロシア人に社会の不安のレベルを尋ねているが、非常に大きな変動が見られると説明。今日、ガソリン不足やドローン攻撃で、不安はますます高まっているとし、「仮に動員令が出れば、不安の数値は間違いなく大きく上昇するでしょう」と語る。

ウクライナは戦時下で新しい民主主義を育んでおり、戦場と後方地域が強く結びついている。一方、ロシアでは前線に行く人々の状況が他人事のように捉えられているという。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ