【ワシントン=栗山紘尚】米国のトランプ大統領は3日、イランとの戦闘終結に向けた協議について「現在行われている」と主張した。「イランが良い合意文書に署名する最後のチャンスだ」とも述べ、ホルムズ海峡の開放や核問題で譲歩するよう要求した。イラン側は協議はしていないとしており、実態は不透明だ。
「斬首する前の最後のチャンス」と強調
ホワイトハウスで記者団の取材に答えたトランプ氏は、国家指導者を軍事行動で排除する斬首作戦に触れ、「斬首する前に最後のチャンスを与えたい」と強調し、延期したイランに対する大規模攻撃に踏み切る可能性を示唆した。
その上で、イランとの協議では、第1段階として、ホルムズ海峡を4日までに全面開放することを話し合っていると説明。第2段階では、イランの核問題について協議するとし、「多少時間がかかる」との見方を示した。
イラン側は協議否定、トランプ氏は「二枚舌」と批判
これに先立ち、トランプ氏は3日、自身のSNSに、イランが協議の事実関係を否定していることを巡り、「イラン指導部は信じられないほど二枚舌だ」と批判した。イランのエスマイル・バガイ外務省報道官は3日、「米国とは交渉していない」と述べ、トランプ氏の発言を否定していた。



