トランプ政権、ICCを制裁対象に指定 組織全体への発動は初めて ロイター報道
トランプ政権、ICCを制裁対象に指定 組織全体への発動は初めて

ロイター通信は9日、米国のトランプ政権が国際刑事裁判所(ICC)を制裁対象に指定したと報じた。米国は今年8月にはICCトップの赤根智子所長に制裁を科すなど、これまでは裁判官ら個人を標的にしてきた。正式発表されれば、組織そのものへの発動は初めてとなる。

米政府声明の内容

ロイターは米政府の声明を入手したとしている。声明には「米国はICCに対して制裁を発動する。我々は、この無法な裁判所との取引を禁止し、資金源を断ち切り、運営能力をまひさせる」「トランプ大統領はICCが米国人を起訴することを決して許さない」などと記されているという。

「法の支配」を脅かす前例のない措置

9日にはICCのナビ・ピレイ元裁判官へのノーベル平和賞授賞が発表されたばかりで、「法の支配」を脅かす前例のない措置となる。米国はICCに加盟しておらず、今後も圧力を強める可能性がある。