米作家ヘミングウェーが愛したカリブ海の島国キューバは、日本と同じく蒸し暑い国だ。信じられないかもしれないが、共産主義体制のこの国では、中国や北朝鮮と違ってインターネットがほぼ、見放題である。
ネットは不満分子のガス抜き
駐キューバ外交筋は「ネット上に大統領の悪口を書く人もいる。それを見ることも可能だ」と話す。ネットは、不満分子のガス抜きの空間といえる。陽気なカリブ海気質が作り上げたこの異色の社会を小欄は〝温帯共産主義国家〟と呼んでいる。
弾圧の現実
むろん、キューバ市民が反政府デモの実力行使に及べば、弾圧が待ち受ける。首都ハバナの病院で以前取材した反体制派の男性は、警官に棍棒で頭蓋骨を割られ、瀕死の重傷を負っていた。この現実こそが、キューバの正体である。



