北朝鮮外務次官、国連演説で「核保有国の地位は覆せない」と主張
北朝鮮外務次官、国連演説で核保有国の地位は覆せないと主張

北朝鮮の金先敬(キムソンギョン)外務次官は28日、米ニューヨークで開かれている国連総会の一般討論で演説し、「核保有国の地位は、いかなる場合も覆すことはできない」と述べ、非核化に応じない姿勢を改めて示した。

核保有国の地位を強調

トランプ米大統領が米朝対話に意欲を示すなか、核保有国として認めるよう求める従来の主張を強調した。

金氏は昨年の国連総会でも「我々は核を絶対に放棄しない」と演説していた。金正恩(キムジョンウン)総書記の妹、金与正(キムヨジョン)・朝鮮労働党総務部長も今月17日、「核保有国の地位は絶対的なものだ」とする談話を発表していた。

核兵器保有は自衛のためと主張

金氏は演説で「核抑止力は、外部からの侵略と脅威から主権を守るための絶対的な力だ」などと述べ、核兵器保有は自衛のためだと主張した。

また、米韓合同軍事演習などを「危険な企て」などと批判。日本についても「再武装化の策動に拍車をかけている」と非難し、日米韓3カ国の連携強化に反発した。

米朝対話の再開への動き

米朝対話の再開をめぐっては、今月23日のトランプ氏と韓国の李在明(イジェミョン)大統領の会談でも、トランプ氏が意欲を示し、李氏も実現を支援する考えを示していた。金氏は23日にニューヨーク入りしたが、これまで米朝間の接触は確認されていない。