ニュージーランド保安情報局は、中国政府系の天文研究所「紫金山天文台」が、地上で宇宙の軍事情報を収集できる施設をニュージーランド国内に設置しようとする計画を阻止したと発表した。13日に公表したスパイ活動に関する年次報告書で明らかにした。
現地企業と協力、計画進める
報告書によると、紫金山天文台はニュージーランドの地元企業と協力して計画を進めていた。報告書は「この組織による同様の試みは今回が初めてではなく、最後でもないだろう」としている。地元企業は施設が軍事情報を収集できる能力を備えるものとなることを知らなかった可能性が高いという。企業名などは公表していない。
中国だけが大規模スパイと指摘
報告書は「ニュージーランドに対して大規模なスパイ活動を行っていると確認されたのは中国だけだ」とも指摘した。
一方、在ニュージーランド中国大使館は14日、「中国の干渉や脅威という言説を捏造し、誇張している」とする声明を発表し、報告書の内容に強く反発した。指摘されたスパイ活動についても「根拠のないでっち上げだ」と主張した。



