ネパールのバレンドラ・シャハ首相は8月31日、中国との国境地帯で26日に発生した大規模な土石流について、「ヒマラヤ地域が直面するリスクの高まりを示している。気候変動がもたらす災害の問題について、国際社会に強く訴える時だ」とSNSで強調した。
中国も「地球温暖化の影響」と原因を指摘
中国当局は30日、土石流の原因を「地球温暖化の影響」としており、ネパール側と足並みをそろえた。シャハ首相は支援を寄せた「友好国」として日本、インド、中国、米国などの名前を挙げ、救援物資の配布に注力していると述べた。
首相はラッパー出身、SNSで連日情報発信
ラッパーから政界に転じ、今年3月に首相となったシャハ氏はSNSで高い人気を誇る。土石流発生後は連日、政府の対応をまとめた長文をフェイスブックに投稿しているが、国民向けの演説は行っていない。
死者939人、行方不明者は3925人に
ネパール当局は8月31日夜、死者が939人、行方不明者は同日朝よりも300人以上少ない3925人となったと発表した。行方不明者の救出や死亡確認が進んだためとみられる。中国側で新たな発表はなく、両国での死者は計955人、行方不明者は約4500人となっている。



