ポーランド政府は30日、同日未明に東部ルブリン県で領空侵犯があり、ミサイルが着弾したと発表した。けが人は確認されていない。ドナルド・トゥスク首相は、残骸を調べた結果、ロシアの巡航ミサイル「Kh101」である可能性が高いとの見方を示した。隣国ウクライナの各地では29日深夜から30日未明にかけて、ミサイルや無人機で攻撃を受けており、一部が着弾したとみられる。
領空侵犯と迎撃
ポーランド軍は30日未明、未確認物体による領空侵犯を確認。迎撃のためF16戦闘機を緊急発進させたが、物体がレーダーから消えた。その後、ウクライナ国境から約80キロメートル離れた村の農地で、着弾痕とみられる直径約10メートルの穴を確認した。
首相とNATOの反応
現場を訪れたトゥスク氏は「差し迫った脅威はなかった」と説明し、「ポーランドが標的だったと考える理由はない」と述べた。北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長は30日、トゥスク氏と今回の事案について協議したとSNSで明らかにし、「またもロシアによる無謀な行為で、ウクライナに対する戦争の危険な結果だ」と非難した。



