イラン政府がホルムズ海峡の管理のために設置したペルシャ湾海峡庁は23日、イランの定めた規則に従わない船舶について、罰金や抑留、貨物の押収などの可能性があると公式SNSで警告した。あわせて、違反の疑いがある船舶46隻のリストも公表した。
米国の海上封鎖や制裁拡大をけん制
この警告は、ホルムズ海峡の支配権を主張し、イラン関連船舶を対象とする米国の海上封鎖や経済制裁の拡大をけん制する動きとみられる。警告の対象は、米国が設けた航路を利用する船舶とみられ、これらの船舶との間で積み荷の移し替えなどに協力した船舶もリストに追加するとしている。
米国はホルムズ海峡が開放されているとしている一方、イランは封鎖されていると主張し、船舶の海峡通過を認めていない。
海峡通過船舶は大幅に減少
ロイター通信は24日、ホルムズ海峡を22、23日に通過した船舶が20隻に満たず、米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始する以前と比べて大幅に減少したとするデータを伝えた。
トランプ米政権はイランに「経済戦争」をしかけるとし、24日に経済制裁の詳細を明らかにする方針だ。イランは米国の制裁に協力した国を攻撃する構えで、海峡の支配権でも妥協しない姿勢を保っている。
パキスタン軍司令官が仲介でイラン訪問
一方、米イランの交渉を仲介するパキスタンのアシム・ムニール軍総司令官は24日、イランを訪問した。イラン政府高官との会談が予定されており、米イラン間の緊張緩和と協議再開へ向けた説得が行われるとみられる。



