イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は1日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との首脳会談を前に、米イラン間の紛争終結を目指した6月の合意に米国が復帰するなら、イランも同様に対応すると述べた。
SCO首脳会議に合わせ会談へ
イランとロシアの首脳は、欧米主導の権力構造に対抗する枠組みとしてロシアと中国が推進する上海協力機構(SCO)の首脳会議に合わせて、キルギスで会談する予定と報じられている。
イラン大統領府の公式ウェブサイトによると、ペゼシュキアン氏は「米国が前述の覚え書きに基づく義務を履行するならば、イランも直ちに相互的な措置をとると明確に表明する」と述べた。
6月合意は事実上崩壊
6月の覚書は、米・イスラエルによる対イラン攻撃で前最高指導者のアリ・ハメネイ師が死亡し、2月下旬に始まったテヘランとワシントンの間の敵対行為を終わらせることを目的としていた。
最終的な平和交渉の道を開くはずだったこの合意はその後、双方が違反を主張し合ったことで事実上崩壊した。
ペゼシュキアン氏の発言は、約ひと月ぶりとなる8月31日の激しい攻撃の応酬により、ホルムズ海峡が依然として重要な対立点となっていることが再確認される中でのものとなった。
外相も米国に合意順守を要求
ペゼシュキアン氏の発言に先立ち、8月31日には、イランのアッバス・アラグチ外相も米国に対し、「署名した合意の内容に戻り、義務を果たすべきだ」とし、「そうなれば、すべてを正しい軌道に戻すことができる」と語っていた。



