ハンガリーのペーテル・マジャル首相は16日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とブリュッセルで会談したと明らかにした。マジャル氏が5月に首相に就任してから、両首脳の公式会談は初めて。親ロシアの前政権時代に悪化した関係の修復に取り組む考えで一致した。
会談の内容と今後の方針
会談では、閣僚級協議を継続的に行う方針で一致した。マジャル氏はSNSへの投稿で「全面的な連帯を表明した。あらゆる外交手段を用いて、早期停戦と永続的な平和の実現に向けた支援を提供する用意がある」と強調した。
少数民族の権利保護と今後の展望
マジャル政権は発足直後からウクライナとの関係改善に意欲を示す一方、同国内のハンガリー系住民の権利保護を求めていた。ロイター通信などによると、ウクライナ議会は12日にハンガリー系住民を含む少数民族の教育の権利拡大につながる法案を可決し、ハンガリー側が歓迎していた。ゼレンスキー氏は会談後、記者団に「非常に良かった。多くの議題を議論した」と語り、ハンガリー訪問も今後検討する考えを示した。