来年就任する次期国連事務総長の選出をめぐり、国連安全保障理事会は21日、候補者への2度目の予備投票を行った。これまでに8人が立候補しており、安保理関係者によると、今回はガイアナ国連大使のキャロリン・ロドリゲスバーケット氏(52)への支持が最多だった。ただ、次点の候補との票差はわずかなうえ、常任理事国による拒否権行使の可能性もあり、今後の展開はなお不透明だ。
2度目の予備投票の結果
現職のグテーレス事務総長は年末に任期を終える。投票では7月30日の1度目に続き、安保理メンバーの15カ国が各候補について「支持する」「支持しない」「意見なし」を表明した。投票は各候補への支持度合いを測る非公式なもので、今後も行われる見通し。また、投票内容は正式には発表されない。
候補者の支持票の内訳
関係者によると、21日の投票でロドリゲスバーケット氏は8票の支持を獲得し、不支持は3票だった。国連貿易開発会議(UNCTAD)事務局長で元コスタリカ副大統領のレベッカ・グリンスパン氏(70)は支持が7票、不支持が4票。国際原子力機関(IAEA)事務局長のラファエル・グロッシ氏(65)=アルゼンチン=は支持が7票、不支持が6票だった。
ロドリゲスバーケット氏は南米ガイアナ出身で、今後の選出プロセスでは引き続き非公式投票が重ねられ、最終的な候補者選定が進む見通しだ。



