ネタニヤフ首相、ガザ和平工程表を拒否 ハマス武装解除要求
ネタニヤフ首相、ガザ和平工程表を拒否 ハマス武装解除要求

イスラエルのネタニヤフ首相は9日、イスラム原理主義組織ハマスを標的とするパレスチナ自治区ガザの戦闘を巡り、トランプ米政権が主導する「平和評議会」が策定した和平への工程表を「受け入れない」と述べた。ハマスの武装解除と引き換えにイスラエルが軍を段階的に後退させる案が示されたが、双方とも相手に先に行動するよう求めるなどして停滞していた。

暫定機関に「武器を預ける」工程表

工程表に関してトランプ氏は7月末、「歴史的合意」に達したと強調したが、互いへの不信感は根深く、和平への道のりの厳しさが浮き彫りになった。

ネタニヤフ氏は9日の閣議で、「ハマスがすべての武器を手放すまで(軍は)撤収しない」と述べ、工程表の受け入れを拒否すると明言した。ロイター通信によると、ハマスは米和平計画に基づいて設置されたパレスチナ人主体の暫定行政機関に武器を預けるとし、「武装解除」とは称していない。一方で、その引き換えにイスラエル軍の撤収と攻撃停止を要求していた。

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対話続ける姿勢は示す

ネタニヤフ連立政権に参加する極右政党のスモトリッチ財務相は、「(軍は)ガザから1ミリたりとも撤収できない」と述べ、ネタニヤフ氏の判断を称賛した。イスラエルでは10月27日に総選挙が実施予定で、ネタニヤフ氏が対パレスチナ強硬派の国民や極右政党に配慮した可能性もある。

一方でネタニヤフ氏は、米政権の方針について「受け入れられるものとそうでないものがある」とし、対話を続ける姿勢を示した。

イスラエルとハマスは昨年10月、米政権の和平計画に基づいて停戦で合意したが、イスラエル軍は散発的に攻撃を続けた。ガザ保健当局によると、停戦発効後の攻撃で1250人超が死亡した。2023年10月の戦闘開始以降では、ガザへの攻撃で7万3300人超が死亡した。

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