ブラジルのルラ大統領(80)が10月の大統領選へ4期目出馬を表明、極右台頭に備え国防費増額を呼びかけた
ブラジルのルラ大統領(80)が10月の大統領選へ4期目出馬を表明、極右台頭に備え国防費増額を呼びかけた

ルラ氏は2日、サンパウロで開かれた労働者党(PT)大会で、10月の大統領選への出馬を表明した。中南米左派の重鎮である同氏は、混迷の時代における「確かな手腕」と極右勢力の世界的な台頭に対する「防波堤」を自任し、通算4期目となる最後の任期を目指す。

この大会では、ドナルド・トランプ米大統領の名前が直接言及されることはなかった。ただ、米国との貿易や外交上の対立が深まる中、ルラ氏や主要な左派幹部らは「外部からの脅威に対しブラジルの主権を守る」というテーマを強く打ち出した。ルラ氏は国防費の増額を呼びかけ、「どこの国にもこの国を侵略させないよう、準備を整えたい」と述べた。

支持者と批判派の評価

支持者たちは、何百万人もの人々を貧困から救い出した社会福祉プログラムを評価する。一方、批判派は、PTが過去24年間のうち約17年間にわたり政権を握ってきたことを指摘し、治安悪化や汚職といった長年の課題を強調している。

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憲法の制約と対抗馬

ブラジル憲法は大統領の連続3選を禁止しているが、一定期間を置けば再び出馬することが可能だ。ルラ氏は2003~10年まで大統領を務めた後、汚職の罪で有罪と判断された。しかし、この判決は後に無効と判断され、3年前に政権に返り咲いた。

ルラ氏の最大のライバルは、極右のジャイル・ボルソナロ前大統領の長男フラビオ・ボルソナロ氏だ。ボルソナロ前大統領は、2023年のルラ氏の就任を阻もうとクーデターを計画した罪で有罪判決を受けた。

世論調査

世論調査機関による最近の調査では、決選投票が行われた場合、48%がルラ氏に、43%がフラビオ氏に投票すると回答している。

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