中国の電気自動車(EV)市場で、日本メーカーの苦戦が顕著になっている。2024年の販売台数シェアは1%台にまで低下し、かつての存在感は失われつつある。
シェア低下の実態
調査会社のデータによると、2024年の中国EV市場における日本メーカーのシェアは1.2%にとどまった。これは前年の2.3%から半減した水準であり、中国勢の攻勢が続く中で、巻き返しの糸口が見えない現状が浮き彫りになった。
特に日産自動車やホンダは、中国市場でEV販売が伸び悩んでおり、生産調整を余儀なくされている。トヨタ自動車も、中国でのEV販売は低調で、ハイブリッド車(HV)中心の戦略がEVシフトの波に乗り遅れる要因となっている。
中国勢の台頭
一方、中国メーカーは急速にシェアを拡大している。比亜迪(BYD)は2024年に世界販売で400万台を突破し、中国市場でも圧倒的な強さを見せている。また、新興メーカーの小鵬汽車や理想汽車も、高級EV市場で存在感を高めている。
中国政府のEV普及政策や、充電インフラの整備が進む中で、中国勢は価格競争力と技術革新を武器に、市場を席巻している。日本メーカーは、この流れにどう対応するかが問われている。
今後の展望
日本メーカーは、中国市場での巻き返しを図るため、EV投入を加速させる方針を示しているが、既に中国勢との差は大きい。特に、ソフトウェアや自動運転技術の分野で中国勢が優位に立っており、日本メーカーは巻き返しの糸口を模索している。
中国市場は世界最大のEV市場であり、ここでのシェア低下は日本メーカーの世界戦略にも影響を与える。今後の動向が注目される。



