EVシフトの陰で進む中国のガソリン車技術革新、驚きの実態
EVシフトの陰で進む中国のガソリン車技術革新

中国の自動車業界では、電気自動車(EV)へのシフトが大きく注目されているが、その陰でガソリン車の技術革新も着実に進んでいる。中国政府の補助金政策や規制強化によりEVの販売が伸びる一方、内燃機関(ICE)の改良やハイブリッド技術の高度化にも巨額の投資が行われている。

熱効率46%超のエンジン開発

中国の自動車メーカー各社は、ガソリンエンジンの熱効率向上に注力している。例えば、比亜迪(BYD)は2023年に熱効率46%を超えるエンジンを搭載したプラグインハイブリッド車を発表した。この数値は、トヨタのエンジン(約41%)を上回る世界最高水準だ。また、奇瑞汽車(Chery)も熱効率45%以上のエンジンを量産化しており、燃費性能で国際競争力を高めている。

ハイブリッドシステムの高度化

中国メーカーは、単なるエンジン改良だけでなく、ハイブリッドシステム全体の効率化も進めている。長城汽車(Great Wall Motors)は、独自のハイブリッドシステム「Lemon Hybrid」を開発し、市販車に搭載。このシステムは、エンジンとモーターの協調制御を最適化し、総合燃費を大幅に改善している。また、吉利汽車(Geely)は、デンマークのエンジニアリング会社と協力し、次世代ハイブリッドシステムの開発を加速している。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

政府の支援と市場の反応

中国政府は、EV推進と並行して、燃費規制の厳格化を通じてガソリン車の技術革新を促進している。2025年から実施される新たな燃費基準(CAFC)では、平均燃費を4.0L/100km以下に引き下げることを義務付けており、メーカーはエンジン効率の向上やハイブリッド化を余儀なくされている。市場でも、ガソリン車の需要は依然として強く、2023年の新車販売台数の約7割を占めている。特に、プラグインハイブリッド車(PHEV)の販売は前年比で80%以上増加しており、ガソリン車技術の進化が販売を後押ししている。

世界の自動車産業への影響

中国のガソリン車技術の進歩は、世界の自動車産業にも影響を及ぼしている。欧州や日本のメーカーは、中国製エンジンやハイブリッドシステムの競争力の高まりに対抗するため、研究開発投資を強化している。また、中国メーカーは、東南アジアや中東などの新興市場でガソリン車の輸出を拡大しており、国際的なシェアを伸ばしている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ