中国が弾道ミサイル発射、核のトライアド構築で米国の一線を試す
中国が弾道ミサイル発射、核のトライアド構築で米国試す

中国は6日、弾道ミサイルの発射実験を実施した。この実験は、中国が長年弱点とされてきた海洋配備型ミサイルを含む核戦力の完全な構築を目指す、習近平国家主席の決意を示すものだ。中国メディアは、これにより中国が「核のトライアド(3本柱)」、すなわち陸・空・海の3領域に配備される核兵器群の構築に向けて順調に進んでいることを強調している。

環球時報が伝える本音

中国当局者は実験の詳細について多くを語っていないが、中国共産党の国際紙『環球時報(Global Times)』は7日の記事で「わが国の核の3本柱は、さらなるアップグレードを遂げた」と宣言。さらに「人民解放軍の海洋配備型核戦力は、太平洋の広大な外洋のどこからでも、安定的かつ信頼性の高い戦略的反撃を実施できる」と、中国の専門家の言葉を引用して報じた。

核戦力のフルセット構築へ

今回の実験は、中国が陸上配備型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)や爆撃機に加え、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の実戦配備を加速させていることを示す。原子力潜水艦の静粛性やミサイルの射程など、従来の弱点を克服するための開発が進んでいるとみられる。核のトライアドが完成すれば、中国は地域紛争や米国との戦争において、より強力な抑止力を持つことになる。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

背景にある軍内部の粛清

一方で、中国軍内部では汚職や不忠を理由にした幹部の大規模粛清が数年続いている。しかし、今回の実験成功は、こうした内部混乱にもかかわらず、核戦力の近代化が着実に進んでいることを示すものだ。中国メディアは実験を「完全な核のトライアド構築への重要な一歩」と位置づけ、国際社会の批判を恐れない姿勢を明確にしている。

米国への挑戦

中国の今回の行動は、米国がこれまで維持してきた核戦力の優位性に対する挑戦と受け止められている。特に、海洋配備型核戦力の強化は、米国のミサイル防衛網を突破する能力を高めるものだ。専門家は、中国が「核のトライアド」を完成させることで、米国との戦略的均衡を変える可能性があると指摘する。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ