米下院は14日、毎年3月から11月まで実施される夏時間(サマータイム)を通年化する法案を、賛成多数で可決した。トランプ大統領はかねて年2回の時間切り替えを「無駄」と批判し、法案通過を積極的に後押ししていた。
法案の内容と背景
米国の大半の地域では、3月の第2日曜日に時計を1時間進めて夏時間とし、11月の第1日曜日に標準時に戻す。この年2回の切り替えをなくし、夏時間を一年中維持するのが法案の狙いだ。米メディアによると、夏時間の通年化は南部州選出の議員らが中心となって推進。冬でも夕方の屋外活動を楽しめるとして、ゴルフ業界も支持を表明している。
上院の行方と慎重論
しかし、米メディアは上院で可決されるかどうかは不透明だと報じている。時間変更の是非は長年議論されてきた。日の出が遅くなる冬季には、一部地域で児童が暗い中で登校せざるを得なくなる懸念から、夏時間への統一には慎重論が根強い。2022年には上院で通年化法案が可決されたが、下院で廃案となった経緯がある。
トランプ大統領は「時間を年に2回変えるのは非効率で、国民に負担を強いる」と主張。今回の下院通過は大統領の後押しが大きく影響したとみられる。今後の上院審議では、慎重派議員の説得が焦点となる。



