ホルムズ海峡巡り米国とイランが認識相違、覚書署名1カ月で協議停滞
ホルムズ海峡巡り米国とイラン認識相違、協議停滞

米国とイランが戦闘終結に向けた覚書を結んでから、17日で1カ月になる。60日間の協議が折り返し地点を迎えるなか、事態に好転の兆しはない。物流の要衝・ホルムズ海峡をめぐって、混乱は続いている。

覚書の内容と現状の乖離

覚書に基づいて「すべての戦闘が停止」されるはずが、米国とイランの間で攻撃の応酬が続いている。イラン外務省のガリブアバディ次官は13日、「覚書の意味は事実上なくなった」と国営テレビで話した。

ホルムズ海峡を巡る認識の違い

こうなった最大の原因は、ホルムズ海峡への双方の認識の違いにある。覚書の第5項には、イランが海峡周辺の安全航行のために必要な調整をして、30日以内に航行を元通りにすると書かれている。イランはこの項目に関して、自らの「役割」を強調しているが、米国はイランの関与を認めていない。

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テヘラン中心部には、ひつぎに横たわるトランプ米大統領を描いた反米看板が登場し、緊張感が高まっている。写真は2026年7月15日の看板前の様子で、ウェスト・アジア・ニュース・エージェンシー提供のロイター写真である。

協議の行方と影響

覚書署名から1カ月が経過し、協議は停滞している。米国とイランの間では攻撃の応酬が続き、ホルムズ海峡の安全航行は回復していない。原油の代替調達は「薄氷」の状態で、安定性を欠く危うい状況が続いている。

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