シリアで2024年のアサド旧政権崩壊後、新たな議会が12日に初招集された。シャラア暫定大統領は議会で演説し、この議会を「真実と正義のためのプラットフォーム」と位置づけ、国民和解と公正な社会構築への決意を示した。ロイター通信が報じている。
議会構成と選挙の経緯
シリアの選挙管理当局は今月、全210議席のうち、シャラア暫定大統領が指名権限を持つ70議席分の人選を発表。これによりほぼ全ての議席が確定した。残る140議席は間接投票で選ばれ、2024年10月に旧政権崩壊後初めての議会選挙が実施された。この選挙では、延期地域を除く119議席が確定し、国内で多数派を占めるイスラム教スンニ派がほぼ独占。今年に入って追加選挙が行われ、残りの約20議席が確定した。
国内の課題
シリアでは2024年12月の旧政権崩壊以降、民族や宗教・宗派が絡む衝突が断続的に発生。過激派組織「イスラム国」(IS)が関与しているとみられる攻撃も報告されている。内戦で荒廃した国土の復興に加え、国内融和や治安の安定が喫緊の課題となっている。
シャラア暫定大統領は議会演説で、国内の分裂を克服し、すべてのシリア人のための包括的な政治プロセスを推進する必要性を強調。議会が真実を明らかにし、正義を実現する場となるよう期待を表明した。



