国連事務総長候補6人が討論会、信頼低下と改革の必要性を訴え
国連事務総長候補6人が討論会、信頼低下訴え

今年末で退任するグテーレス国連事務総長の後任候補6人が23日、討論会に臨んだ。6人は世界で紛争が絶えない中、国連や多国間主義への信頼が低下しているとの認識を口々に語り、自分こそが改革を進められる候補だと訴えた。

各候補の主張

国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長(アルゼンチン)は紛争の解決の現場に国連がいないとし、「国連の能力に疑いが生じている」と主張。国連貿易開発会議のグリンスパン事務局長(コスタリカ)は「平和構築を組織の中心に取り戻す」と述べ、就任100日で紛争の仲介交渉に特化したチームを設置する考えを語った。

国連が効果的に動けない背景の一つに、安全保障理事会内の対立がある。昨年まで安保理メンバーだったガイアナのロドリゲスバーケット国連大使は、対話につながる選択肢を事務総長が示すことが必要だと訴え「どんな問題でも安保理に提案を続ける事務総長になる」と語った。

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改革に向けたアピールも相次いだ。エクアドルのエスピノサ元国連総会議長は、国防相として国連に近い規模の軍の改革を進めた実績を強調。国連の要職も経験してきたバチェレ元チリ大統領も「変革をもたらす勇気と能力を実際に示してきた」とした。サル前セネガル大統領も、就任直後に組織体制の再検討を始める考えを示した。

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