中国とロシアが主導する上海協力機構(SCO)の首脳会議は9月1日、米国の名指しは避けつつ、「イランへの攻撃を非難する」との文言を盛り込んだ共同宣言を採択した。
共同宣言の内容
会議は中央アジアのキルギスで開催された。採択された共同宣言では、「多くの市民の犠牲や甚大な損失を招いたイランへの攻撃を非難する立場を改めて確認する」と表明。「国際法と国連憲章の原則と規範に違反し、国際平和に深刻なリスクをもたらす」と厳しく批判し、主権と領土保全を尊重する姿勢も強調。外交による解決を求めた。
ロシアとイランの接近
イランを支持するロシアのプーチン大統領も同日、イランのペゼシュキアン大統領と会談し、イランへの支援を表明するとみられる。
SCOには中央アジア諸国など米国と良好な関係を維持する国も多いが、米国とイスラエルによるイラン攻撃は国際法違反だとの批判は強く、米国を名指ししないことで、イランやロシアの主張に歩み寄ったとみられる。



