警視庁は26日、AI(人工知能)が生成したとみられる偽の求人情報を掲載し、応募者から個人情報を詐取したとして、関連するウェブサイトの閉鎖を命じたと発表した。これまでに全国で少なくとも25人が被害に遭っていることが確認されている。
偽の求人サイトの手口
警察によると、偽の求人サイトは大手企業を装い、高額な報酬や柔軟な勤務条件をうたった求人情報を掲載。応募者が氏名や住所、電話番号、銀行口座番号などの個人情報を入力すると、それを悪用して不正に金銭を引き出したり、別の犯罪に利用したりしていた疑いがある。
サイトの内容はAIが生成した可能性が高く、自然な文章で作成されていたため、応募者が偽物と気づきにくかったという。警察はサイトの運営者を特定できていないが、海外のサーバーを経由していたとみて調べている。
被害の拡大防止へ
警視庁は、被害の拡大を防ぐため、関連する複数のサイトに対して閉鎖を命じた。また、同様の手口が他にも存在する可能性があるとして、注意を呼びかけている。警察は「求人情報に応募する際は、企業の公式サイトや信頼できる求人サイトを利用し、不審な点があれば応募を控えてほしい」としている。
被害に遭った25人のうち、すでに数人が金銭的な被害を申し出ているが、具体的な被害額は明らかにされていない。警察は引き続き、関連サイトの監視と被害者の特定を進めている。



