ミャンマー沖でロヒンギャら500人以上死亡か、2隻の船が海難事故
ミャンマー沖でロヒンギャら500人以上死亡か

国際移住機関(IOM)などは16日、ミャンマー沖で2隻の船が海難事故に遭い、500人以上が死亡した可能性があると発表した。乗船者の大半がミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャの人々とみられる。

事故の経緯と詳細

発表によると、2隻の船は6月末にミャンマー西部ラカイン州を出航。約250人を乗せた1隻は直後に連絡が途絶え、約280人を乗せた2隻目も7月8日にミャンマー沖で沈没したとみられるという。IOMはこれらの船が難民を乗せていた可能性が高いとしている。

ロヒンギャ迫害の背景

仏教徒が多いミャンマーでロヒンギャは長年迫害され、2017年の国軍の「掃討作戦」では70万人以上が隣国バングラデシュに逃れた。近年はミャンマー情勢の悪化や、バングラデシュの難民キャンプでの支援不足で、船で他国に渡ろうとする人が相次いでいる。

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難民キャンプの現状

バングラデシュ南東部コックスバザールにあるロヒンギャ難民キャンプには100万人を超える人々が暮らし、支援不足が深刻化している。2024年11月27日の現地取材では、キャンプ内の生活環境は劣悪で、多くの難民が脱出を望んでいる実態が明らかになった。

国際社会の反応

IOMは「この悲劇は、ロヒンギャ難民が直面する絶望的な状況を浮き彫りにしている」と述べ、国際社会に支援の強化を呼びかけている。また、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も「海上での死亡事故は防げたはずだ」と遺憾の意を表明した。

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