「第二の故郷」日本から毎日お見舞いのメール 東京在住のネパール人夫婦が不明の親族捜索
東京在住ネパール人夫婦 土石流で不明の親族捜す

ネパールと中国の国境付近で8月26日に発生した土石流災害は2日で1週間となり、4000人を超す行方不明者の家族や知人は不安と焦りを募らせている。日本で生活するネパール人の中にも、近親者の安否を案じる人たちがいる。

東京在住の夫婦、帰国して捜索

8月末、ネパール中部ヌワコト郡ビドゥールに設置された軍のバラックには、甚大な被害を受けたトリシュリ川上流のラスワ郡で救助された人々がヘリで移送されていた。その近くで行方不明になった4人の義両親一家を捜していたのは、東京都内のホテルで働くサガル・タマンさん(31)だ。

妻の実家があるベトラワティは、激流によって壊滅した。サガルさんはすぐに妻のママタ・ダンゴルさん(31)の両親に連絡したが、携帯の電源が切れていた。義両親と一緒に暮らす義弟(30)は自宅から500メートル離れた場所まで流され倒れているのが見つかり、搬送先の病院で亡くなった。義両親と義弟の妻、その息子の赤ん坊も行方がわからない。

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「4人と再び会えたら奇跡」

「4人と再び会えたら奇跡だ。だが安否がわからないままでは義弟の葬式もあげられない。どうしようもない」とサガルさんは嘆く。

妻のママタさんは2016(平成28)年に来日し、専門学校でビジネス実務を学んだ後に現在はホテルのフロント係として勤務している。両親と弟ら5人が災害に巻き込まれ憔悴するママタさんのもとには、日本の友人たちから毎日、お見舞いと気遣いのメールが届いているという。

国交樹立70周年、防災支援に期待

「日本は2015年のネパール大地震でも支援してくれた。私たちは第二の故郷である日本を愛している」

1日、日本とネパールは国交樹立70周年の節目を迎えた。サガルさんは、ネパールの防災強化や復旧に向けた日本の技術的・経済的な支援に期待している。「日本とネパールはどちらも自然災害が多い国。日本のように、携帯電話でのアラートなど災害時に適切な情報を提供するシステムがネパールには必要だ」

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