ネパールと中国・チベット自治区の国境地帯で発生した大規模な土石流で、27日時点で800人近い外国人が行方不明となっている。「世界の屋根」とも呼ばれ、アクセスが限られるヒマラヤの山地で、なぜこれほどの人的被害が出たのか。
救出作業続く、SNSに安否確認の投稿相次ぐ
ネパール中部ラスワ郡の被災地では、27日も朝からネパール軍などによる救出作業が続いた。
「ラスワから激流に流されました。どうか、彼が見つかるよう助けて」「見かけたらこの番号に連絡してください」。ネパールでは、行方が分からなくなった家族や友人の無事を願い、「行方不明」とハッシュタグをつけ、SNSに写真や連絡先を書き込む投稿が相次いでいる。
行方不明者は826人、外国人が多数
ネパール当局の27日の発表によると、行方不明者は826人。このうち579人が外国人を含む旅行者だ。中国側では、同日午前の時点の行方不明者558人のうち外国人は260人に上る。
4千メートル以上の山々が連なるこの地域には、世界中から観光客が訪れる。なかでも目立つのがインド人だ。



