南米ペルーで28日、故アルベルト・フジモリ元大統領の長女で日系3世のケイコ・フジモリ氏(51)が、大統領に就任した。汚職疑惑などによりこの10年で大統領が8回交代。政治的混乱に加えて治安悪化や格差の拡大など、課題は山積みだ。
就任式の様子
大統領任期は5年。青いワンピースを着たケイコ氏は国会での就任演説で、「長い間、国の成長と進歩から取り残されてきた人々のために尽力することを誓う」と述べた。
就任式には、アルゼンチンやエクアドル、チリ、ホンジュラスなど親米右派の大統領が出席。近年台頭する中南米の保守政権の台頭を印象づけた。米国からはランドー国務副長官、日本からは堀井巌外務副大臣が出席した。
就任式の前後には、国会の周辺で「ケイコ! プレジデンタ!」と多くの市民から祝福の声が上がった。
シングルマザーとしての決意
キアラさんとカオリさんの2人の娘のシングルマザーでもあるケイコ氏は当選が決まった後の7月初旬、ポッドキャストの番組で、「私はペルーと結婚することに決めた。気を奪われるようなことに時間は割かない」と意気込みを語っていた。
当面は治安対策に注力
ケイコ氏が「当面の間注力する」と誓ったのは、多くの国民が懸念している治安だ。近年、殺人事件が増加傾向にあり、バスやタクシーの運転手や小売業者から「みかじめ料」を脅し取る組織犯罪も勢力を広げつつある。



