2025年上半期(1~6月)の訪日外国人客数が2133万人となり、過去最高を更新した。円安を背景に、買い物や食事への支出も増加している。
上半期の訪日客数、過去最高を更新
観光庁が発表した統計によると、上半期の訪日客数は前年同期比で約10%増の2133万人となった。これは、新型コロナウイルス禍前の2019年上半期の約1663万人を大きく上回る水準だ。
月別では、3月の訪日客数が約330万人と単月で過去最高を記録。4月以降も高水準で推移しており、年間では過去最高を更新する勢いとなっている。
円安で消費支出も拡大
訪日客の消費動向についても、円安の影響が顕著に表れている。観光庁の調査では、1~3月期の訪日客による旅行消費額は前年同期比で約20%増の約2兆円となり、四半期として過去最高を更新した。
特に、買い物や食事への支出が増加しており、高額品の購入や飲食店での消費が拡大している。一方で、宿泊費や交通費の伸びは比較的緩やかで、消費の内容が多様化していることがうかがえる。
政府はさらなる誘客策を推進
政府は、2025年の年間訪日客数目標を4000万人に設定しており、達成に向けてさらなる誘客策を進める方針だ。地方への誘客や、高付加価値な旅行商品の開発などに力を入れるとしている。
一方で、観光地の過密対策や、宿泊施設の不足といった課題も指摘されており、持続可能な観光の実現が求められている。



