エボラ出血熱、感染者1000人突破 致死率25%
コンゴ民主共和国で発生しているエボラ出血熱の流行で、感染者数が1000人を超えた。22日に発表された公式統計で明らかになった。コンゴ国立公衆衛生研究所(INSP)の発表によると、確認された感染者は1003人、死者は254人で、致死率は25%となっている。
流行は5月に宣言、ほぼ全症例が北東部イトゥリ州で発生
流行は5月15日に宣言された。ほぼすべての症例は、武装勢力による混乱が続く北東部イトゥリ州で発生している。感染流行の影響を受けているのは、イトゥリ州、北キブ州、南キブ州で、これら3州の人口は合計約1500万人だ。
ウガンダにも拡大、WHOは緊急事態を宣言
感染は隣国ウガンダにも拡大しており、世界保健機関(WHO)はこれまでに感染者20人と死者2人を確認している。ウガンダ政府は今月はじめ、状況は「コントロール下にある」と発表している。WHOは5月、今回のエボラ出血熱について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言し、流行が数か月間続く可能性があると警告した。
ワクチン未承認のブンディブギョ株が原因
現在の感染拡大の原因となっているブンディブギョ株のエボラウイルスに対しては、「承認済みのワクチンや治療法」はない。2018~19年にかけて開発された既存のエボラワクチンは、過去の大規模流行の原因となった「ザイール株」に対してのみ有効となっている。
国際援助団体「感染経路は完全には把握できていない」
匿名の国際援助団体の代表は、AFPに対し次のように語った。「今回の流行は、最初の死亡疑い例が報告されてから約2か月後に宣言された。その間、感染は抑え込まれることなく拡大してしまった。感染の経路については、まだ完全には把握できていない」



