ウクライナは18日、ロシアの首都モスクワに対して、ここ数年で最大規模となる無人機(ドローン)攻撃を実施した。ロシア当局の発表によれば、首都とその周辺地域で火災が発生し、国内最大の空港では避難措置が取られた。
攻撃の詳細
ソーシャルメディア上では、街の上空に立ち上る大きな黒煙や、複数のドローンが飛び交う様子を捉えたとされる動画が拡散されているが、その真偽は不明である。
今回の攻撃は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、モスクワから東へ約700キロ離れたカザニで開催される会合において、東南アジア諸国の首脳と会談を控える中で行われた。
製油所への被害
モスクワのセルゲイ・ソビャニン市長は、自身のテレグラムチャンネルで「防空部隊は大規模な攻撃の撃退を続けている。数機のドローンがモスクワ製油所に到達した」と述べた。具体的な被害については言及しなかったものの、複数のロシアメディアは同製油所が炎上していると報じている。
空港の混乱
市内で最も混雑するシェレメチェボ国際空港は、激しい攻撃の最中に乗客を「安全な場所」へ避難させ、発着便を制限する措置を取ったと発表した。
その他の被害
モスクワ州のアンドレイ・ボロビヨフ知事によると、無人機が同州ジュコーフスキー地区の集合住宅に墜落したほか、無人機の破片により首都郊外のショッピングセンターで火災が発生した。
ロシア国営のタス通信は、今回の攻撃はモスクワに対するものとしては少なくともここ2年間で最大規模だったと伝えている。
ウクライナはここ数か月、ロシアの戦費を支える製油所を標的にしたドローン攻撃を強化しており、4年以上続く紛争の終結に向けた外交交渉が停滞する中での攻撃となった。



