国土交通省は7日、基本計画路線の一つに決まっている「東九州新幹線」について、整備の手法を検討する「ケーススタディー」を実施するための手続きを公示した。半世紀にわたって具体的な進展が見られなかった東九州新幹線の実現に向けた一歩となる。
ケーススタディーの内容と対象路線
ケーススタディーは、輸送需要の推計や駅の位置、ルート案の検討などを内容とする。同省は7日、東九州新幹線と「四国の新幹線」を対象として選定し、今年度の実施に向けて事業者を選ぶ手続きを始めた。
構想の概要と関係者の期待
東九州新幹線は福岡市から大分市、宮崎市を経由して鹿児島市を結ぶ構想で、1973年に基本計画路線に定められている。
手続きが開始されたことについて、宮崎、大分、福岡、鹿児島各県の首長らで構成する「東九州新幹線鉄道建設促進期成会」の河野俊嗣会長(宮崎県知事)は「具体的な検討が進展し、早期の整備計画路線への格上げにつながることを期待する」とコメントした。佐藤樹一郎・大分県知事も、「半世紀にわたって全く動きのなかった大分の新幹線構想にとって、大きな第一歩だ」との談話を出した。



