最大震度7を観測した熊本地震の被災地では、断水などの影響で家庭ゴミが増え続け、焼却処理や回収が難航している。約1万戸で断水が続く熊本県宇城市では、市内の焼却場の処理能力を超える家庭ゴミが出ており、超過分は約50キロ離れた天草市の施設に持ち込まれている。
宇城市ではゴミが倍以上に
宇城市の担当者は「紙皿やペットボトルが多く捨てられ、普段の倍以上のゴミが出ている」と話す。市は焼却施設の稼働時間を延長して改善を図るという。
八代市では回収作業も困難
震度6強を観測した八代市では、道路が損傷するなどして収集車が入れない場所があり、軽トラックを投入して回収にあたっている。市は「増えるゴミや道路環境の影響で日中に作業が終わらず、夜まで続いている状況だ」と打ち明ける。
道路の隆起や陥没が起きた氷川町では、一部でゴミ置き場の場所を変更している。
過去の地震でも同様の課題
環境省によると、2016年の熊本地震や24年の能登半島地震では、家庭ゴミの増加や収集業者の被災などで、県外から応援に入った車両や作業員が収集に当たった地域もあった。同省は「要請に応じて支援できるよう調整したい」としている。



